letitbeyourselfありのままに

ハクキンカイロ、日常生活便利グッズ

ネットフリックス映画「浅草キッド」を見て

ビートたけしの自伝映画 若い駆け出し時の物語。

何気に見始めたが、面白く一気に見てしまった。

ネットフリックスのオリジナルらしいが、映画館に出せるレベルだと思う。

やはり資本力のあるところに、才能も集まるということか。

映画館に行くというスタイルは、コロナ化の今取りにくいものね。それより月1000円払って、その月だけでも会員になって見たい映画を見るっているスタイルの方が当たっていると思う。

 

主役のビートたけしの若い時や演じた人は、知らない人。(実はこの人、史上最年少でカンヌ映画祭で俳優賞を受賞した人だった。)

師匠役に太平洋、その奥さんに鈴木保奈美だったが、上手だった。

 

浅草のフランス座というところで、いろんな芸、ストリップとかもやっているところ。たけしは、師匠の芸に見込んで、そこで働いている。

この師匠というのが芸は一流、だけど経営センスというか時流を読む力というのが欠けていた。

たけしの才能を見込んで、自分も貧乏なのに、アパートを世話してやったり、ご飯を奢ってあげたりする。この辺が、昔気質の人だ。

 

売れたりするのは、時代背景もすごく関係していると思う。

師匠は、すごく「芸」としては達人だったが、テレビというものに背を向けていて、大きな市場を逃していた。

また、女性目線というのにも背を向けていた。ストリップやってたりしたら、お笑いの方へも女性客は入りにくいだろう。市場の半分を取り逃がしていたのだから、もったいない。

女性客大事だよ。

松竹座も出てくるが、そちらは女性客も入って、満席で立ち見席も出るほどだった。

人間、どんなに生活が貧しくても、笑いというのを求めているんだと思った。

 

 

監督・脚本が、劇団ひとりだった。テレビ見ないからあまり見たことないけど、すごい才能ある人だと思う。

 

感動させる映画を作るのは、予算の大きさじゃないなあ。今回、ハリウッド大作のように、何億円も予算かけず、派手な爆発シーンとか特撮シーンがないけれど、この映画はちゃんと人を感動させている。